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赤本系の買取り屋さんの特徴と傾向

 赤本という言葉はどこから来たのかまでは不明ですが、自動車業界にも通称 「赤本」 というものが存在しており、一般的には業界内流通価格(下取りや買取り相場など、いわゆる原価のような感じ)の参考基準としての取引き相場が載っているものと思われて下さい。 但し、実際には赤本とかレッドブックとか こういった名称のデータブックは存在しておらず、あくまで 「通称/俗称」 での名称とお考え下さい。 またこれら赤本には色々と存在しており、書籍化(電子データ含む)されている定期刊行物はもちろんのこと、自動車メーカーや買取り業者などがオリジナルでデータ化したものまで様々数多く点在しております。

 主に新車ディーラーなどの下取り査定にて多く使われており(査定価格を決める相場の基準表)、一部の買取り屋さんや中古車販売店系(比較的大手系)でも見られるかな。 車両のチェック方法に加減点法を採用しているお店でよく見られます(そうでなくても見られますが)。 その他最近はやや減ってきているような気もしますが、保険屋さんのアジャスターの方が持っている事も(市場価値の把握などのため)。

※関連(その他の相場基準) → 顧客直販系  オークション相場系

メリット(良い点、長所、優れた面)

 @ 相場基準が完全にデータベース化されておりますので、根本的な査定評価(車両チェック)に誤差がなければ、どのお店でどの担当者が査定しても査定価格にほぼ誤差はないでしょう。
(※ 赤本のデータベースは完全数値化されているのが最大の特徴ですから)

デメリット(短所、欠点・問題点、盲点

 @ 完全データベース化されているゆえ、人間の感情、もしくは感覚的要素は一切価格に反映しない。
(※ 特別めちゃキレイとか、なんか車両全体の雰囲気とか、、、 その他おまけとか うちのお店に欲しいぜひ買取りたいとか、、、 その辺りは一切査定にからんでくる事はないでしょう)

 A とにかく基準値は低いです。
(※ 私が知る中では、もっとも評価基準の低い相場表と言えるでしょう。 とある新車ディーラーさんの赤本を何度か見せて頂いたこともありますが、まあ十分ディーラーの下取り査定が低い根拠はここ! と、言えるかな)

 B お店によって使うデータベースが全く異なる。
(※ 同一銘柄メーカーとかフランチャイズなど、同じ系列のお店同士ならそれはあまりないかと思われますが、異系列のお店同士だと、それぞれのお店で基準とする赤本が異なる場合も多く、まあいくら査定方式などが同一でも、そもそもお店が違えば結果も異なるー と)

総評

 まあ総評というよりまとめかな。 一般的には赤本系の相場基準はかなり低いことと(但し、そのデータベース基準はお店毎で異なりますので、必ずしもそうとは言えませんが)、それと最後にひとつ!!!

 うたい文句は ”オークション相場系” もしくは ”小売直販系” と言っていても、実際内情では ”赤本” 基準での査定を行っている買取り屋さんもよく見られますので(この場ではさすがに何処がとまでは言えませんが。またそういった企業内部にまでは完全精通しておりませんので、正確に把握しきっているお店もないのが実情ですし)、それら辺りは一応予め(ちなみにこれらを見定める技まではありませんので、もし出来るなら査定比較は必須と言えるでしょう)。

 以上、各ご参考になる部分など御座いましたら幸いです。


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