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クルマの売却査定/買取り査定と保証書(メンテナンスノート)

 新車の時には、どの車にも必ず付いてくる物なんですが、
メンテナンスノート”。 メーカーによって若干表記が異なる場合も御座いますが、おおよそ車両の取扱い説明書などと一緒にある ”保証書”、”点検整備記録簿” などとも書かれている ”メンテナンスノート”。

メンテナンスノート

 ちなみに〜 これ、もし無くしちゃっている場合には、その買取り店、もしくは下取り査定時などで、大幅な査定減額をくらってしまうケースなんてのもよくある話ですので、これら取扱いには十分ご注意などのほどを。

ページINDEX (2014年9月最終更新)
  1. 査定ダウン 事例その1。 保証期間内の場合。
  2. 査定ダウン 事例その2。 メーター修理歴のあるクルマで、、、
  3. もし保証書を紛失しちゃっていたら?

査定ダウン 事例その1

 先ずほぼ間違いないのが、 ”メーカー保証期間が残っている車の 「保証書(メンテナンスノート)」” の紛失。
(※ ただ車屋さんによっては、それほど気にしていないケースも稀に。。。)

 メーカー保証は、その部位によって 1年・3年・5年・・・ といった具合に、その保証期間もばらばらではありますが、そのメーカー保証期間内であれば、ちょっとした点検整備と手続きで次オーナー(2オーナー目)にも次々オーナー(3オーナー目)にもその保証(新車時のメーカー保証)をどんどん継承させる事が可能なんですね〜 ^^ しかし・・・ もし、次オーナーへ愛車を転売する時に、そのメーカー保証期間等を証明する 「保証書(メンテナンスノート)」が無かったならば、一体どうなるのでしょう。 まあこのあたりは、メーカーによってマチマチな部分こそはありますが、基本的には、次オーナーは前オーナーの保証期間をそのまま受け継ぐ事は出来ません。 つまり、いくら新車卸から数か月程度のクルマでも、メンテナンスノートが無い限りは保証は一切一項目たりとも継承出来ない! と。 もちろん! ほとんどのメーカーにおいては、これらの 「保証書(メンテナンスノート)」の再発行には応じてくれませんから(次オーナー)、まあ事実上、有効保証が破棄された状態のクルマとも。

 自動車はとても高額な資産です。 やはりあるべきモノがなければ、やはりそれなりの価値落ちは致し方ないモノ。 十分にご注意などのほどを。
(※ なお これら考えられる出来そうな対策は後程にて)
(※ ちなみに保証期間内のメンテナンスノートあっても、査定の減額あるパターンなんてのも御座いますが、それらについてはまた別口にて)

査定ダウン 事例その2

 そしてこれも間違いないでしょう。 その車両に関する ”重要事項が証明されている 「保証書(メンテナンスノート)」” の紛失。

 まあ具体的に言えば ”走行距離メーターの修理” がされているクルマで、その走行距離メーターの修理事実と その時点での走行距離が記され ”証明” されているメンテナンスノートの紛失とか。 (基本的には、自動車メーカー直下のディーラー工場にて修理され、当該ディーラー工場の署名・印が押され証明されているもの)

 ちなみにこのパターンとまでなっちゃうと、はっきり申しまして ”致命的” なほどまでに減額(査定ダウン)される事は間違いないでしょう。 それは何故なのか? ”中古車市場においては、以後 走行距離不明車” として扱われてしまうからです。 これは本当に痛いですよ、、、 冗談抜きに致命的です。 いくら新車から1〜2年オチで状態も新車並みで、かつ走行距離も1万キロにも満ていなくとも、、、 まるで走行距離が数十万キロオーバーも走っているボロボロ車両のような扱いを受けてしまう可能性を秘めているくらいに。 だってその事実(真実)には何の証拠もないわけですから。。。
(※ ちなみに、それ以外(ディーラーで修理された証拠の有るモノ以外)の証明は、自動車市場では何の効力もありません)
(※ そんなオーバーな、、、 と思われるかもしれませんが、世の中には、現実 新車から3年もの間でも数十万キロ走られている、、、 なんてクルマも存在しておりますので。 また今は新車から1〜2年オチで僅かなプラスポイントあっても、数年後にまた次オーナーから次々オーナーへ、、、 等となった場合、その時は今以上に厳しい現実が待っているはずですから、その時を今から十二分に見越しての査定は、クルマ屋さんなら誰もが考慮すべき当然のリスク管理?とも)

 十二分にご注意などのほどを。

もし紛失しちゃってたら?

 先ずは査定前にその新車を購入したディーラーへ直接ご相談してみて下さい。
(※ 最寄ではなく、出来るだけ購入店へ)

 時と場合によっては拒否される事もあり(新車を購入してから一切の点検などを受けていなかったり)、また規約などによって再発行がダメな場合もあるようですが、まあ基本的には再発行してもらえるパターンはそこそこ多いかと思われ、まあとにかくご相談を。
(※ 但し、再発行に応じてくれる可能性は転売前のみが基本と思われて下さい。 もし既に転売されてしまっていたら、おそらく再発行出来ないのが一般的と言えるでしょう。 また再発行は査定前が望ましいですが、もし都合上再発行前で既に査定を受けられている場合には、再発行後改めてまた査定を受ける事は忘れずに(査定差が出るかもしれませんので))

 ちなみにもし再発行が難しいようであれば、それはそれでもあきらめず、もう現状でも、とにかく徹底的に少しでも高く売却(買取、もしくは下取り)出来そうなクルマ屋さんなどを探されるのが最善手となるかな。。。

 まあ走行距離の例は除きますが、車屋さんなど業者さんによっては、稀に、こういった保証書(メンテナンスノート)の有無をあまり気にせず査定されているケースも見かけられますし、 (なお 元々転売しようと考えられていたお店がこの傾向かもしれませんが、しかしもしそれはそれでも、、、 徹底的に高額査定を調査してみる事により、偶然的にも好結果な出会いがあるかもしれませんから、まあとにかく行動はあるのみかと) またもちろんそういった前提あっても、それでもかなりイイ感じな 高水準な査定を提案してくれるお店も出て来るかもしれませんし、、、

 良きご参考になる折りなど御座いましたら m(_ _)m
(※ LAST UP-DATE: 2014年9月)

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 自動車業界20年!な、車屋さんの私が運営管理する 車買取に関するニュースとか情報、時には裏話とかの・・・ ニュース&ブログ (← そのまんまやないかいっ!)。

当ブログは私が執筆しております

業界20年超の自動車販売店経営者。 もちろんお店は日本自動車査定協会認定の査定業務実施店、かつ私個人も中古自動車査定士資格保有者。 本業人ならではの視点と知識をぎっしり詰め込み執筆しております。

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