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クルマにペット、犬を乗せたら 査定下がっちゃうの?

 愛犬は家族。 お出かけの時にはいつも一緒。 次の休日にはドライブにでも連れてってあげようかな。。

 でもそう言えば、クルマにペットを乗せちゃうと 下取りや買取りの際には査定が下がっちゃうんだっけ?

痕跡が見つかるとほぼOUT

 抜け毛や動物臭、その他引っかき傷など痕跡が残る状態であれば ほぼ間違いなくOUT。 査定ダウンは免れないでしょう。

 しかし査定の際、これらいずれの痕跡も見当たらなければ、、 わりとSAFE。 おおよそ大丈夫だと思われていていいでしょう。

 ただ査定士もその道のプロ。 犬の毛がたまりやすい箇所や掃除でなかなか取れないようなポイント、それから犬が引っかいたような内装の傷跡など〜 証拠と思われる痕跡探しは意外と巧妙です。 それから身近に動物を飼っていない方だと ちょっとした臭いでも敏感に察知出来るモノ。 なので余程の事が無い限り、、 大半はOUTとなると思われていた方がよろしいかと。

 ※ なおお店やスタッフによっては、簡単なヒアリングで 「犬とか乗せたことありますか?」 と聞かれる事もありますが、おそらくこの時点でおおよそ痕跡らしきものは見つけていると思ってもいいかもしれません。

じゃあ 「OUT」 だとどのくらい査定は下がるの?

 これはちょっと一概に言えません。

 抜け毛も尋常でなく 臭いも悪臭レベルであれば、、 クリーニングでどうにかなるレベルを越しており、ぶっちゃけ事故車(修復歴有)よりも価値を下げられることも。

 車種や車両年式などよっては、スクラップ扱いになることも。

 またそこまで行かないものでも、お店や査定スタッフによっては ”異常” に煙たがるケースもそこそこ見られ、

 過剰な減額査定の餌食となってしまうことも多いかもしれません。

 実際ペットの積載歴のあるクルマは、事故車よりも売れ難いという統計もあるくらいですから。。

 なおこういった突出した評価を除き、何かこう公平的に目安になりそうなものはないの?

 それなら日本自動車査定協会による査定基準が目安になるかもしれません。

 例えば-- 抜け毛と動物臭があれば80点の減点、抜け毛のみだと40点の減点。 さらに著しい汚れがあれば15点のルームクリーニング減点。 引っかきによる内装の傷や生地のほころび等があればまたさらに。。

 傷や生地のほころびは規模と箇所によって点数は異なります。 ただ1センチ以上のほころびやカードサイズ以上の樹脂部分への傷は その部位を ”交換減点” として取り扱いますので、(交換修理相応の減点) 細かいものでも意外と痛い減点となることは多いかもしれません。

 ※ 交換減点例: シート ⇒ 20〜40点の減点。(生地や部位によって上下) ドアの内張り ⇒ 15〜20点。 ダッシュボード45点。 (但しいずれも革張りは除く)
 なお、臭いも毛もなく傷のみであれば〜 犬などペットを乗せていた事に起因する減点はありませんが、ただお店や査定士によっては何かしら ”付加” しての特例減点を加味する可能性はあり、一応その辺り補足程度にお含み置きを願います。

 いかがでしょうか。

 但し! ここまで触れておいて何なんですが、、

 世の中お店も色々。 お店やスタッフが変われば査定方式や採点方法、方針、評価度など色々と変わる事も多いですから、、(もちろん日本自動車査定協会の基準を採用しているか否かも)

 逆に 「余程でない限りあまり気にしない」 「細かく考えない」 というお店も少数派ながらもいらっしゃるのも事実。

 となれば結局は、色々な意味でも 「一概に言えない」 ということで、

 まあ結論的にはかなりあいまいな形になってしまいましたが、少しでも参考になる部分御座いましたら幸いに存じます。

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 なお、ここで触れます全ての情報はあくまで一例であり、また全てにおいて必ずしもではない事にも予めご留意ください。

当ブログは私が執筆しております

業界20年超の自動車販売店経営者。 もちろんお店は日本自動車査定協会認定の査定業務実施店、かつ私個人も中古自動車査定士資格保有者。 本業人ならではの視点と知識をぎっしり詰め込み執筆しております。

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